北向きの家は魅力がいっぱいなのです

日本人は家を購入するにあたり南向きの信仰が強い傾向があり、敷地の南側が道路に面した一戸建ての人気が高く、逆に北向きの家は住みにくいというイメージを抱きがちですが、実は北向きならではの魅力がたくさんあるのです。例えばリビングですが、リビングは南向きに設けることが一般的なため、南向き道路に建てられた家では、バルコニーや庭などが道路側からの視線にさらされる状態になってしまいます。しかし北向き道路に建てられた家は、リビングやバルコニーは道路と反対の南側であることから、プライバシーが守られ家族だけのプライベートガーデンとなり、安全な住まいを作りやすいというメリットがあります。また北向き道路の土地は、近隣の南向き道路の土地と比較すると価格も一般的に安いことが多いです。

北向きの土地を選ぶことによって、一般相場では手の届かないエリアの土地を手に入れられることもできますし、建物にお金をかけることもできるので、デザインの凝った個性的な家を建てる事が可能になります。玄関でも北玄関のデメリット解消方法として、明り取りの窓を設けたり採光タイプの玄関ドアに変えればOKです。さらに玄関ホールに吹き抜けを取り入れたり、シューズボックスの下部に照明を取り付けたり、壁や床などを白っぽい色にすれば、南玄関に負けないくらい明るい雰囲気の空間が出来上がります。生活スタイルの面から見ても、平日は仕事に行き休日はレジャーに出かけることが多いなど、家で過ごす時間が少ない人にとっては日当たりの問題はあまり重要ではなく、北向きの家にデメリットは感じられないでしょう。

このように日本人の南向き信仰という既成概念を壊してしまえば、北向きの家はこれまで以上に素敵なロケーションを取り入れた個性的な住まいになりますし、自分時間や家族時間を大切にできる、安心安全な空間を作ることができるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*